「UXトライアウト」はUXデザイン手法をワークショップ形式で学ぶ2時間の体験型講座です。今回は、UX評価に用いる試作品を紙にペンで手書きして作成する手法「ペーパープロトタイプ」を学びます。

この講座について

「UX(ユーザーエクスペリエンス)」という言葉は、昨今はIT業界以外でも耳にするようになり、関連書籍も数多く出されるようになりました。しかし実際のものづくりの現場でのUXデザイン実践の具体的なイメージをつかめず、実践に踏み切れないケースも散在しています。

「UXトライアウト」は、UXデザイン手法をワークショップ形式で学ぶ体験型講座です。実際に手法を使って成果物を完成させることで、具体的なイメージをつかみ、実際のものづくりの現場で実践していただくことを目的にしています。

今回は、UX評価に用いる試作品を紙にペンで手書きして作成する手法「ペーパープロトタイプ」を学びます。

本講座はUXについて体系的に学ぶ機会の少ないIT系中小企業・フリーランス・学生の方を主に想定しています。初心者の方も改めて学び直したいとお考えの方も、ぜひ本講座にご参加下さい。

UX評価とは

UX評価とは、製品やサービスによってユーザーに提供されるUXの品質を評価する作業です。UX評価の主な評価項目は「提供したいUXを実際に提供できたか」「提供したいUXだと定めたものはユーザーの本質的要求に合致しているか」の2点になります。

ペーパープロトタイプとは

ペーパープロトタイプとは、UX評価に用いるためのプロトタイプ(試作品)を紙にペンで手書きして作成する手法です。 UXデザインにおいては試作と評価の繰り返しで完成度を高めることが推奨されていますが、一般にプロトタイプの作成はコストと時間のかかる作業でした。しかしながら、スマートフォンの画面デザインのような平面的で小さくまとまった造形においては、紙にペンで手書きしたプロトタイプであっても充分にUX評価に用いることが可能です。ペーパープロトタイプはスマートフォンアプリの開発の初期の段階で特に活用されています。

UXデザインとは

UXデザインとは、まずユーザーに提供したいUX(ユーザーエクスペリエンス、利用体験)を定め、その手段として製品やサービスを設計するものづくりの方法論です。UXの正確な定義は国際規格ISO9241-210:2010によって規格化されています。

当日の流れとタイムスケジュール

当日は前半に講義を行い、後半に実習で一連の課題を行って理解を深めていただきます。(全2時間)

  • 講義:UXデザインとプロトタイピング
  • 講義:ペーパープトタイプの作り方
  • 実習:ペーパープトタイプ作成を体験する
  • まとめと質疑応答

期待できる成果

  • UXデザインとはなにかを理解できる
  • ペーパープロトタイプ作成のプロセスを理解し仕事で実践できるようになる
  • ユーザー本位のものづくりを行うことで商品やサービスの満足度が上がる